知のマッピングガイド

構造主義による知の転換:知の新書の基盤
現在世界は、近代の成果と限界をはらんで実際進行しています。
この限界をとらえ転じる「新たな知の地盤」の出現、それが構造理論でした。1965年を挟み、中心的な知の言説が出現し、批判も含み転回します。
学術の近代人間学体系と近代科学のパラダイムシフトが、デカルト後の主観的人間主義と客観的科学主義の限界を超えるべく示された。知の新書は、そこから考え、古典も見直します。

現在世界の大転換:知の新書の対象
1960年代の高度成長期は、豊さ・便利さ・快適さを作りましたが、同時に環境汚染・気候変動、巨大技術の弊害・疲弊、人間の断片化・不能化を招きながら、情報技術世界へと2000年をはさんで一挙に大転換しています。
資本主義も社会主義も、その統治性の限界に「いま」ありますが、対象をただ否定すればでは済まされない。何が起きているのか正確につかむことです。002, 003を参照。

新たな知の世界:知の新書の方法と技術とテーマ
1970年代後半〜1990年代において、構造論的転回をうけ、多くの分野で、知・言説・理論の転換と生産がなされ、知の理論は出尽くしたと言ってよいでしょう。
日本の大学では、構造論以降の大転換総体を吸収できず、出版界も大学知にとどまったまま、ここが知の地盤になっていない。翻訳は部分的に進みましたが。これから必要な、知的資本の多彩な世界とその活用を。106

日本文化資本:知の新書の活用
世界の大転換において、日本の文化資本・文化技術の普遍原理が作用しえます。「知の新書」およびEHESC出版局の書は、この原理を探究し、資本経済・場所環境のためにホスピタリティ・マネジメントの筋道を開いていきます。
(001「甦れ資本経済の力」、101「哲学する日本」にて詳述)

「知の新書」のビジョン

1)近代産業社会を転移する、構造論以降の、哲学基盤、科学基盤、環境基盤の開示。
2)日本の文化資本・文化技術の発掘と活用。
3)資本経済、場所統治の、マネジメントの開発。
それらにおける「歴史の見直し」。
そして、世界線に立って、既存の大学知性からの脱却し、新たなライフスタイルの構築に要される「知的資本」を情緒資本の探究とともに供していきます。

これからの世界に役立つ知的資本を

経済、政治、ビジネス

21世紀の新たな経済、政治統治、ビジネスを提示していきますが、商品経済から資本経済へ、社会圴一統治から場所多元統治へ、賃労働から資本者へ、サービスからホスピタリティへ、という指針を理論およびblueシリーズの実際として明示していきます。001, B01

科学、技術、環境、情報

物質科学から生命科学へ、客観技術から述語技術へ、データ情報から情報生成技術へ、そして環境を広義に考え、医学や生命学など、生命存在を基盤に考えていきます。002, 003

身体、精神、哲学、生活

自分の身体(目、歯、呼吸、手足)など身近な暮らしから、また心的・精神的な問題を新たなライフスタイルの開拓として考察し、哲学の地盤がえをもって、さらに具体提起していきます。004, 005, 006, 007, 008

文学、芸術、表現技術、歴史

日本の高度な文化資本・文化技術から、西欧原理に代わる述語表出の創造世界を、深く、再考し、新たな情緒資本の可能性を探ります。
言語や歴史的出来事の根源からの見直しです。001, 007

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