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知の新書J07 鈴木貞美「ナラトロジーへ:物語論の転換、柳田國男考」

¥1,430 税込

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既存の物語論の不徹底さを批判、柳田言説の再評価。
220頁。文字が小さく、びっしり埋まってます。
定価1430円。10月6日発売。

序章  日本のナラトロジーへ┈┈
1 今日のナラトロジー/2 構造主義=記号論の地域的歴史性/
3 東アジア、とりわけ日本の言語文化史の見直し/4 本書の展開
第一章 野家啓一『物語の哲学』第一章を脱構築する ┈┈ 
1 野家啓一『物語の哲学』/2 脱構築の方向/3 柳田國男の『口承文芸』/4 『遠野物語』/
5 日本の象徴主義/6 ベンヤミンの「物語作者」/7 ジャック・デリダの「話者の死」論/8 国語の問題/9 ロラン・バルトの「作家の死」をめぐって/10 ナラティヴを規定するもの/11 ナラトロジーの国際的展開
第二章 ヘイドン・ホワイト『メタヒストリー』―類型に憑かれた知性 ┈┈ 
1 『メタヒストリー』について/2 その企図/3 「序論 歴史の詩学」/4 その問題点/
5 啓蒙主義をめぐって/6 ヘーゲルをめぐって/7 一九世紀リアリズムの展開/8 リアリズの拒否へ/
9 歴史・人文学史・自然科学史/10 類型・図形・操作
第三章 柳田國男民俗学のナラトロジー ┈┈ 
1 近代という大きな物語/2 「天皇制国家」論の枠組/3 日本近代思想史の分析方法/
4 柳田國男民俗学の展開/5 抒情詩人の挫折/6 他界願望について/7 ジャンルとナラティヴ/
8『近世奇談全集』のこと/9 『遠野物語』の文体/10 『郷土研究』/11 『山島民譚集』について/
12 ジュネーヴへ/13 帰国後の奮闘/14 『口承文芸』/15 『明治大正史 世相篇』/16 折口信夫と柳田國男/17『日本の祭』を読み直す/18 そして戦後

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