「知の新書」&単行本
各書の詳しい内容は、「文化科学高等研究院出版局α」のHPをご覧ください。
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知の新書G02 田中俊徳「自然保護と平和構築:「地球」を世界遺産にする」
¥1,430
九州大学アジア・オセアニア研究教育 機構 准教授 。 戦争は自然保護にとって最大の敵である。 領土を基盤にした国家に代わって、自然保護の環境から新たな世界秩序を作ること。 そのために、地球それ自体を世界遺産にすることを提起する。 世界各地での自然保護の実際と課題を明晰に考察し、希望を開く書。 【内容】 第一章 国境を越える自然保護区 第二章「朝鮮半島」非武装地帯を平和の砦に 第三章「ヨーロッパ」鉄のカーテンからグリーン・ベルト 第四章「世界最大の干潟」ワッデン海における国際協力 第五章「渡り鳥」多国間協力によるネットワーク 第六章「海域の保全」ミクロネシアの挑戦 第七章「コスタリカ」環境と平和、生態系サービス 第八章「奄美・沖縄」県境を越えた自然保護区 終章「地球を世界遺産に」 サステイナビリティは二一世紀の文明たり得るか?
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知の新書003 「気候変動とコロナ禍」
¥1,000
松下和夫 京都大学名誉教授 狂う気候、怖ろしい災害。 世界を回って、環境政策を考察し、日本の省庁にも指針を出している著者の、環境論。 2021年度、「岡倉天心奨励賞」を12月付で受賞しました! 【内容】 第1部「緑の復興」(グリーンリカバリー)から脱炭素社会へ ・コロナ禍からネットゼロの世界へ:緑の復興と脱炭素社会へ ・気候危機:日本は何をすべきか? 第2部 21世紀の新環境政策論 第3部 環境を巡る旅と随想 第4部 気候危機とSDGsに若者がとりくむことへの期待 返品本セール(新品同様)。
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知の新書002 「科学資本のパラダイムシフト」
¥1,000
矢野雅文 東北大学名誉教授 パンデミック後の世界は、物質科学に代わって、「生命科学」が要される。 その科学資本・科学技術のあり方を簡明に示す。 【内容】 I 生命科学 —自律性— II 述語性の科学—情報生成の論理 III 系統発生的に見た生物の適応戦略 IV 述語性の科学 —適応の脳科学 V 産業革命と科学革命 VI 無限成長の翳り VII 実証主義と功利主義 VIII 情報革命 IX 人工知能 X 物質科学から生命科学 XI 述語性の科学技術 ホスピタリティー技術 返品本セール(新品同様)。
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知の新書G01『大震災・原発事故からの復活:「楢葉郷農家の10年」の場所』
¥1,000
「生きていてよかった。」それは、場所が生み出すもの。 そこで人は苦難に立ち向かい暮らし、笑顔をとりもどす。 泣く泣く牛を置いて避難した牛農家の苦悩からの復活。 未曾有の大震災と原発事故の苦難を被りながらも、「これしかできねえんだよ」と場所にもどって、場所で牛農家復活してきた渡部農家の力。 平準化された皆同じものを享受している私たちに、忘れていた感覚の感動を呼びおこす生身の力強い復活。 愛した場所がまたやって来るという感慨がある、また、昔の元気を取り戻そうという場所がある。この場所を愛する人たちの力強い営みを感じる。 返品本(新刊同様)割引。
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<もの>の日本心性
¥3,713
25%OFF
25%OFF
SOLD OUT
山本哲士 哲学者・政治社会学者 物/商品の根元には、<もの>の心性がある。日本は、この<もの>の述語的表出において卓越している。線・面・水の絵画表出、宣長や折口信夫の<もの><物のあはれ>、「物静か」「物悲しい」を感知する日本心性、日本語・文学、さらに倫理と、横断的考察から「日本を哲学する」。「哲学する日本」の第2巻。残部僅少。 550頁。定価4950円(4500円+税)を、在庫整理にて割引。
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松下和夫「地球環境学への旅」
¥2,508
40%OFF
40%OFF
松下和夫 京都大学名誉教授 世界の環境問題、環境政策、環境状況を旅して、日本政府・環境庁などへの助言をなす環境学のリーダーが、簡明に地球環境について語る。 返品本ゆえ、幾分の汚れ、背表紙のほんの小さな崩れなどありますが、中身は新品同様です。 414頁。定価4180円(3800円+税)を、在庫整理にて、40%引きで、2508円で。経年劣化あり。 【内容】 Ⅰ部 環境政策論 第一章 環境ガバナンス論の新展開 第二章 地球化時代の市民の環境への権利と義務 第三章 アメリカの保全思想と気候変動政策 [コラム] 『自然の権利』復刻版刊行に寄せて 第四章 持続可能性のための環境政策統合とその今日的政策含意 Ⅱ部 環境政策評価 第一章 日本の環境政策三五年・・過去と現在 第二章 協働による持続可能な都市社会の構築 第三章 低炭素都市の構築 第四章 京都議定書を越えて 第五章 人間と地球環境の安全保障を考える 第六章 《鼎談》日本の気候変動政策 第七章 日本の気候変動政策の検証 [コラム] CO2を二五%削減するという鳩山首相の提案をどう評価するか 第八章 コペンハーゲン会議(COP15)の意味と今後の地球温暖化対策 第九章 持続可能な社会のためのグリーン・ニューディール 第十章 地球温暖化防止の実現に実効性のある制度設計が必要 第十一章 なぜドイツは環境保護と経済成長を両立できるのか 第十二章 種の絶滅止めるため資源利用のルール化目指す Ⅲ部 ストックホルム、リオ・デ・ジャネイロ、そしてヨハネスブルク 第一章 「宇宙船地球号」から二〇年、何が変わったか 第二章 リオからヨハネスブルクへ世界はどう動いたか 第三章 ストックホルムとリオからヨハネスブルクを考える Ⅳ部 地球環境への旅と出会い 《1》 環境立国コスタリカの挑戦 《2》 コスタリカの森林・環境政策 《3》 ベトナムのマングローブ林の復活 《4》 オーストラリア短見 《5》 低炭素社会に向けた市民と行政の取り組み 《6》 アマゾン川のピラニア 《7》 ジャカランダの思い出 《8》 タージ・マハールとヨハネスブルク 《9》 対談 環境と社会、環境と文化 《10》 新聞連載 アイ・ラブ・earth 《11》 若き日のモーリス・ストロング 《12》 京都水宣言 《13》 佐渡の空にトキが再びはばたく時 《14》 石の上にも三年、川の上にも一〇年 《15》 環境庁発足のころと尾瀬のこと 《16》 「西淀川の菜の花プロジェクト」とBDF普及への課題 《17》 鼎談 サスティナビリティと社会・自然・環境をめぐって
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イバン・イリイチ:文明を超える「希望」の思想
¥3,850
SOLD OUT
散逸する後期の試作を体系的に抽出し、初期の学校・医療・交通の産業サービス制度を新たに捉え直し、道具・ジェンダー・環境・文字・まなざしの歴史を捉え、現在世界を考えなおす。韓国語にも翻訳された名著。古本で高価なようですので、知の新書「学校・医療・交通の神話」刊行と合わせ、お読みください。希少本となっています。 538頁。定価3850円(3500円+税)。 返品本、表紙折れしていますので、ご了解ください。希少本ゆえ、定価はそのままにて。
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アンドリュー「コンシアンスの系譜学」
¥1,925
30%OFF
30%OFF
エドワード・G・アンドリュー トロント大学教授(経済思想史) 「コンシアンス」は「良心」と一般に訳されますが、西欧の「意識」論の根源にある心的・精神的状態である。デカルト、かんと、ヘーゲルなどの近代哲学の根元を問い直し、西欧思想・近代意識の「主観性」の根元に働くものを明示。 権利、自由、正義、所有、信念、確信さらに価値の思考、感情、振る舞いに、思想と言葉の歴史が絡んでいる。 日本では、ほとんど知られていないが、アンドリューの考証は世界で注目されている。 これを読まずして、西欧を語れない。 184頁。定価2750円(2500円+税)。 【内容】 Ⅰ コンシアンスconscience の思想史的考察」 Ⅱ 「主観性の言語:価値とコンシアンス」 1. 哲学と価値的思考 2. プルースト――価値を巡って―― 3. 「コンシアンスが我らを皆臆病者にする」 4. コンシアンスと啓蒙理性 〔付論〕culture(文化)について Ⅲ 「ピエール・ブルデュー――プラチック理論の実戦者」 「エドワード・アンドリューのこと――監修者より」
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琴寄政人「子ども/明日の扉へ」
¥1,518
40%OFF
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琴寄政人 元中学校教師 子どもと生身で向き合ってきた著者が、学校社会で迷う親・現場教師に、子どもの立場から明日への扉を開く、長い教師経験からの指針。 214頁。定価2530円(2300円+税)を、在庫整理にて1500円で。 【内容】 第①章 「戻る場所」「戻れる場所」 1 なんでもない一日を過ごすこと 2 どこかに置いてきた「場所」 [コラム I] 新聞配達、『山の人生』 第②章 若き教師に向けて 1 無能を乗り越える手だて------原理 2 無能を乗り越える手だて------実際 3 無能を乗り越える手だて------戦術 4 無能を乗り越える手だて------信じる心 [コラム II] 高村薫/よしもとばなな 第③章 子育て「しつけ/指導」 1 体罰/いじめ I 2 体罰/いじめ II 3 体罰と上達 [コラム III] ドストエフスキー 新たなブーム!? 父親殺し/共犯 第④章 子ども理解/子育て 1 いい学校 2 頑張れ日本女子柔道! 3 不慣れ 4 きまりと作法 [コラム IV] 「はげ、死ね!」 第⑤章 教師の善意/親の愛 1 教師・親の病状/症候 2 「上手な子」と「下手な子」 3 「いじめ解決の困難な道のり」① 4 「いじめ解決の困難な道のり」② [コラム V] 東京オリンピック(1) 終章 希望のありか [コラム VI] 東京オリンピック(2)
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教育の政治 子どもの国家
¥1,694
30%OFF
30%OFF
学校化批判を徹底してリーディングしてきた著者が、子ども・親・教師、社会人総体を国家へ包摂している「教育の政治」理論。学校化・教育知・学ぶ行為の本質を解き明かす。 216頁。2420円(2200円+税)を、30%引きにて。古本で高価になっているゆえの割引。知の新書「学校・医療・交通の神話」の刊行に合わせて。
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日本を変える
¥1,500
産業社会経済文明を家人してきた、分離の「物質科学」とその科学技術は環境を汚染し、大きな損害を招いている。それに対して、主客非分離の生命科学の基本指針を、3.11以後において示す。「科学資本のパラダイムシフト」とともに読まれたし。新しい技術科学への指針は、科学マターだけのことでない、私たちの生活そのものへ関わる問題である。 160頁。定価2090円(1900円+税)を、1500円にて。 【内容】 第Ⅰ部 日本の閉塞状況はどこから来たか主客分離の科学技術の限界 1 便利さと豊かさと 2 グローバルな制約 3 グローバル化と食糧・人口問題 4 グローバル化とエネルギー・環境・資源 5 科学技術と経済至上主義(確率の罠) 6 近代文明におけるコンピュータの役割 7 高度情報社会とストレス 8 科学技術の危機は没価値性にある 第Ⅱ部 非分離の科学----技術と人間の諸活動 9 適応:予測限界、観測限界を超えて 10 脳科学も適応の科学へ 11 適応する機能:自律性 12 生きることの論理構造 13 みなしとアブダクション、演繹、帰納の関係 14 「一次の見なし」による適応機能 15 「二次の見なし情報」による適応機能 16 サイバネティックスを超えて:自律分散システム 17 ロボットは生まれ変わる 18 エネルギーシステムは生まれ変わる 19 サービスからホスピタリティへ 20 日本的世界性:ビジョン・ゼロ